ゴーヤチャンプルーレシピ おいしさの秘密は「だし」!?
沖縄出身のアーティストたちが広めたとも言われる
ゴーヤチャンプルー。
最初に紹介されてから十数年たち
私たちもすっかりゴーヤのファンになりましたね。
独特の苦みを取り除く方法もたくさん紹介されました。
今回は、より沖縄風のゴーヤチャンプルーを紹介しますね。
チャンプルー文化
沖縄は「チャンプルー文化」です。15世紀の琉球王朝時代に、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア
朝鮮と盛んに交易していた沖縄は、多種多様の文化を取り入れつつ
それを独自のものとして発展していきました。
チャンプルーは、沖縄の言葉で「混ぜ合わせる」です。
マレー語に「チャンプール」という言葉があり
長崎「ちゃんぽん」も中国福建省から伝わった言葉と言われています。
料理研究に貪欲な沖縄の人々
チャンプルー、混ぜ合わせる文化は、料理の世界でも行われていました。中国からの使者をもてなすために、福建省へ料理人を派遣し
島津藩(今の鹿児島と宮崎の一部)の支配下になると
その地の役人の接待のため、鹿児島に料理人を送りました。
もともと、「食」において貪欲な部分があったのかも知れません。
ゴーヤチャンプルーに欠かせないもの
さて、そのようなごちゃまぜ文化をはぐくんできた沖縄は戦後アメリカの支配をうけます。
食も同じにようにアメリカの影響を強く受けるようになりました。
米軍から与えられた缶詰、ポークランチョンミートは
このときからさまざまな料理に使われるようになりました。
沖縄には元々、冷蔵庫のない時代から
豚肉の塩漬けである保存食、スーチカーというものがありました。
そのため缶詰文化もすぐに受け入れられます。
ここですでに、戦後の食においてのチャンプルーを垣間見ることができます。
次にゴーヤです。
ゴーヤを食べるのは沖縄だけでなく、東南アジア各国です。
亜熱帯気候の沖縄では、夏バテ防止のためにこの野菜は重宝されてきました。
ビタミンCが豊富に含まれていて、加熱しても損なわれません。
最後に島豆腐。
にがり製法でつくられるこの豆腐は、一般的な豆腐よりも重量があり
塩味がきいています。
型崩れしにくいので、チャンプルーには最適です。
スーチカーやランチョンミート、ゴーヤ、島豆腐・・・。
これらがチャンプルー文化によって、ゴーヤチャンプルーになるのです!
作り方
○・人気のあるレシピです島豆腐を入手できなくても、これなら納得の味がでそうですね。
(参考)旨い!ゴーヤチャンプル
http://cookpad.com/recipe/1515963

○・より沖縄風をめざすなら
(参考)沖縄居酒屋の味☆ゴーヤチャンプルー!!
http://cookpad.com/recipe/1150449

○・お子さんも食べられます
(参考)子供もOK!苦くないゴーヤチャンプル
http://cookpad.com/recipe/1183188

○・スパムっておいしいですよね!
http://cookpad.com/recipe/1700407

○・ゴーヤの次は麩のチャンプルーも試してみましょう。
http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1370003340/

出しが決めて。沖縄そば出しとは
おいしいゴーヤチャンプルーレシピを探しているうちにあることに気がつきました。
どうもよりおいしいゴーヤチャンプルーの秘密はだしのようです。
レシピで粉末だしとある場合もちろんそれはそれでおいしいのですが
この沖縄そばだしを使うとよりあっさりしっかりした味になるそうです。
その味はどんなものでしょうか。
沖縄の人のつくるゴーヤチャンプルーはかつおと昆布だしそれにプラス塩味で
しょうゆはあまり使わない様子。
そして、沖縄そばだしを使うとの声もありました。
これは「かつお」と「豚骨」のだしです。
滋味あふれるあっさりしたこの味は、沖縄そばはもとより
他の料理をより「沖縄の味」に近づけることができます。
だしをとるのは大変なので、まずは市販品で試すというのも手ですね!
おいしいだしが出来たら、ぜひ沖縄そばにも挑戦してみてください!
■(参考)沖縄そばだしの作り方
http://www.oki-soba.jp/make/dashi.html
■(参考)あっさりだけど奥深い☆沖縄そばの作り方
http://cookpad.com/recipe/1661449

■(参考)沖縄そばだし 市販品です。
http://item.rakuten.co.jp/okinawa-sun-foods/10000141/

ゴーヤチャンプルーをよりおいしくするための工夫は
出来るだけ現地の材料を使うことです。
そして現地の人の作り方をまねること。
でもそこはチャンプルー文化、ふところが深いのです!
レシピ通りにまずつくる
そしてその後はご家庭の味に改良してもいいのではないでしょうか。
その土地に合うようなつくり方をしてもいいと思います。
せっかくなら琉球王国の料理人になったつもりになりましょう。
まずは、相手の作り方をよく研究し、そしてご家庭の皆さんが
喜ぶような味になるよう、いろいろな工夫をしてみてくださいね!