「七味唐辛子」と「一味唐辛子」の違いは?

うどんなどの薬味として用いられる
「七味唐辛子」と「一味唐辛子」

どちらも常備している家庭もあれば
七味だけ、一味だけという家庭もあります。

我が家は特に理由はないですが
一味のみを使っています。

ここでは混同されがちな
七味唐辛子と一味唐辛子の違いについて
ご紹介していきたいと思います。

それぞれの特徴を知って上手に使い分ければ
きっと毎日の食卓がグレードアップすると思います。


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唐辛子は食用以外にも、薬用や防虫用として利用される

唐辛子とは、ナス科トウガラシ属の植物です。

メキシコ原産であり
果実は香辛料または野菜として食用にされています。

『唐』から伝わった『辛子』であることから
『トウガラシ』と呼ばれています。

『唐』とは中国の王朝名を示している訳ではなく
漠然と『外国』という意味で使われています。

唐辛子はさまざまな用途に用いられていて
食用としては『香辛料』と『野菜』の2種類があります。

香辛料としては鷹の爪やハラペーニョ、カイエンペッパーなどが挙げられ
野菜としてはピーマンやパプリカ、ししとうなどが挙げられます。

基本的には果実を食用にしますが
花をつけたころから実が未熟なころにかけて茎ごと収穫し
葉物野菜の『葉唐辛子』として利用されることもあります。

また、薬用としても用いられることがあり
エキスにして温湿布剤に配合したり
筋肉痛や凍傷、養毛に使われたりします。

また、唐辛子には防虫効果があることが古くから知られており
書物や人形、米などの保存に使われています。

それでは、本題に入りましょう。

一味(いちみ)唐辛子とは乾燥させた唐辛子の実を
すりつぶして粉末にした調味料
です。

関東では『大辛』とも呼ばれます。

七味(しちみ)唐辛子とは、これをベースに
ほかの香辛料を混ぜて作られたもの
です。

両者は別物ですが用途や名前が似ていることから
よく混同されます。

一味唐辛子はうどんなどの薬味として使われるのが一般的ではありますが
七味唐辛子と異なり唐辛子のみで構成されているため
和食のみならず洋食の香辛料として使うこともできます。

たとえばピザの香辛料としてや
カレールウの辛味を増すための香辛料として使うことが可能です。


メーカーによって異なる、七味唐辛子の中身

さて、七味唐辛子は唐辛子以外にも香辛料が使われていますが
それらの香辛料には決まりがあるのでしょうか?

答えは『ノー』です。必ずしも同じ原料
また7種類の原料で作られているとは限らず
生産者によっては原料や種類数が異なっています。


Shichimi tougarashi by june29
By june29 (七味唐辛子) [CC-BY-2.0], via Wikimedia Commons


七味はうどん・そばなどの麺類や
牛丼・湯豆腐・豚汁などの薬味など
として使われることが多いです。

七味唐辛子は、主原料の唐辛子に各種の副原料を加えることにより
風味をつけるとともに辛味をほどよく抑えているのが特徴です。

辛いのが苦手な方は一味よりも七味を用いたほうが良いと言えます。

七味唐辛子の副原料は生産者によって異なっていますが
以下のものがよく使用されています。

・芥子 (けし、ケシの実)
・陳皮 (ちんぴ、ミカンの皮)
・胡麻 (ごま)
・山椒 (さんしょう)
・麻の実 (おのみ、あさのみ)
・紫蘇 (しそ)
・海苔 (のり)
・青海苔 (あおのり)
・生姜 (しょうが)
・菜種 (なたね)

スパイスメーカー大手2社の『ハウス食品』
『エスビー食品』の七味唐辛子は
それぞれ以下の原料を使っています。

・ハウス食品
陳皮・胡麻・山椒・麻の実・芥子・青海苔

・エスビー食品
(普通の製品) 黒胡麻・陳皮・山椒・麻の実・芥子・青海苔
(ゆず入りの製品) 白胡麻・陳皮・青海苔・ゆず・山椒・芥子

また欧米などにおいても、日本食ブームの影響で
七味唐辛子も定番の調味料として浸透していっています。

しかし、海外では『麻の実』が規制に引っかかるため
ハウス食品やエスビー食品は海外向けに内容物が異なる製品を生産しています。


ご飯のお供に最適!『生七味』とは?

食べるラー油』の大ヒットにより
定番調味料を柔軟なアイデアで進化させる
という動きが活発になっています。

七味唐辛子もその例外ではなく
多くの会社が『生七味』と呼ばれる製品を販売しています。

瓶詰めで販売されていることが多く
乾燥した普通の七味唐辛子とは異なる味わいが
人気を呼んでいます。

うどんの薬味など、普通の七味と同じように使えますが
生七味ならではの食べ方もあります。

その一部を今からご紹介したいと思います。

◆・赤身の刺身と一緒に食べる
◆・ご飯の上に載せて食べる
◆・和え物の調味料として使う
◆・餃子の薬味として使う

このように、工夫次第でさまざまな料理を
風味豊かにすることができます。

一味唐辛子と七味唐辛子について今までご紹介してきましたが
いかがだったでしょうか?

まとめると、辛さを求めるときは一味唐辛子
豊かな風味を求めるときは七味唐辛子を使うのがオススメです。

私自身も一味と七味を使い分けていませんでしたが
これからはスパイスラックに七味も常備して
料理によって使い分けていきたいと思います。


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