睡眠障害「ナルコレプシー」の症状とは?

車の運転中や読書中、会議をしているときなど
ふとした瞬間に強い眠気を感じることはありませんか?

そういったことが多くあるなら要注意!

睡眠障害の1つ「ナルコレプシー」かもしれません。

ナルコレプシーは主に15歳前後で発症することが多く
発症から確定診断までにとても時間がかかってしまうのが
特徴として挙げられます。

日本では世界の平均と比べてナルコレプシーの罹患率が高い
ことが分かっています。

ここでは、ナルコレプシーの症状
自分でチェックできる方法などをまとめていきます。


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日本における罹患率は世界平均よりも高め

ナルコレプシー(narcolepsy)」とは、日中に場所や状況を選ばず起きる
強い眠気の発作を主症状とする脳疾患(睡眠障害)
です。

この疾患は睡眠障害の研究や治療が行われていく過程で
イギリス人医師トーマス・ウィリスによって最初の報告がされ
1880年にフランスの医師がこの病名を名づけました。

直訳としては「narco=眠り」「Lepsie=発作」
で「眠り発作」となります。

日本では周囲から見た患者の様子から
居眠り病」や「過眠症」と呼ばれることもあります。

この場合はほかの睡眠障害と一括りに扱ってしまうので
適切ではありません。

ナルコレプシーが発症するのは主に15歳前後が多く
40歳以上で発症するのは稀なケースとなります。

病気であること自体に患者本人が気づく場合が少ないため
発症から確定診断までの平均期間が約15年にも上り
ほかの疾患と比べてきわめて長期になっています。

日本ナルコレプシー協会は社会的認知度向上のため、2009年から
全国の各中学校・高等学校にパンフレットを配布し始めました。

日本では600人に1人程度が罹患していると考えられています。

世界平均では2000人に1人なので
日本人が罹患する割合がとても高いと言えます。


ナルコレプシーは主に4つの症状に悩まされる

ナルコレプシーの原因として特定されているものに
オレキシンの欠乏」があります。

オレキシンは視床下部から分泌される神経伝達物質で
1998年に発見されました。

ナルコレプシーの症状としては
「4大症状」と呼ばれるものがあります。

これらの症状はもちろん他の症状についても
少しまとめたいと思います。

4大症状とその他の症状
 【4大症状】
  ・睡眠発作
   日中、突然に耐え難い眠気に襲われる発作。

  ・情動脱力発作(カタプレキシー)
   笑いや喜びなどで感情が高ぶった際に
   突然に抗重力筋が脱力してしまう発作。

   全身に渡って発生し、倒れてしまう発作もあれば
   膝の力が抜けたり呂律がまわらなくなったりするなどの部分発作もある。

  ・入眠時幻覚
   睡眠発作により睡眠に陥った際や夜間の入眠時に
   現実感の強い幻覚を見ることがあります。

   入眠直後にレム睡眠状態になるために起こるとされています。

  ・睡眠麻痺
   いわゆる「金縛り」であり、開眼し意識はあるものの
   体を動かすことができない状態を指します。

 【その他】
  ・自動症
   眠った感覚がないにもかかわらず
   直前に行った行為の記憶がない状態を指します。

  ・中途覚醒・熟睡困難
   夜間就寝中に何度も目が覚めたり
   幻覚や睡眠麻痺があったりすることを指します。
ナルコレプシーの治療法としては「夜間の睡眠を十分にとること」が
基本だとされています。

中枢神経刺激薬を使用することで日中の眠気を抑制することができますが
対症的な療法であるため、投薬を中止すると元に戻ってしまいます。


ナルコレプシーかどうかのチェックテスト

ここまでのお話で「もしかして私もナルコレプシーかも!?
と感じた方もいるのではないでしょうか。

ここでは、「エップワース眠気尺度」と呼ばれる
世界的に医療機関で使用されているチェック法についてご紹介したいと思います。

やり方は簡単で、以下に挙げる状況において
眠気がない(0点)」「たまにある(1点)」「よくある(3点)」と点数換算を行い
合計11点以上ある場合は病院で診断したほうが良いとされています。

状況は以下の8つですので
みなさんもチェックしてみてください。
  ■・座って読書しているとき
  ■・テレビを見ているとき
  ■・人が大勢いる場所で着席しているとき
  ■・1時間程度他人が運転している車に乗っているとき
  ■・午後に横になって休憩しているとき
  ■・座って対話しているとき
  ■・昼食の後安静にしているとき
  ■・車の運転中、信号や踏み切り待ちをしているわずかなとき
いかがだったでしょうか?

11点以上になってしまった方は
ナルコレプシーの疑いがあると言えます。

ナルコレプシーやその他の睡眠障害については
心療内科」や「神経科」「精神科」で対応してもらえるので
心配な方は受診してみましょう。



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