浜松まつりの魅力は?凧揚げ合戦と御殿屋台引き回し!
うなぎや楽器、自動車などで有名な静岡県・浜松市。
このまつりは神社仏閣によるものではなく、
市民主導型の「都市まつり」のカテゴリーに分類されます。
ここでは、浜松まつりの主なイベントについてお伝えしながら
2014年に開催される浜松まつりに行ってみたいという方のために
東京・大阪・名古屋からのアクセス方法などについて
まとめていきたいと思います。
農業や漁業、工業が盛んな、静岡県最大の都市
浜松市は静岡県西部(遠州地方)にある政令指定都市であり、全7区から構成されています。
静岡県では最大の人口と面積を誇る市であり、
戦国時代には城下町、江戸時代には宿場町として栄えました。
農業や漁業、工業も盛んであり、農業ではみかんや菊や茶、
漁業ではうなぎやシラス、スッポン、工業では楽器や自動車などの製造が有名です。
スズキやヤマハなど、国内屈指のメーカーが浜松市に本社を構えています。
さて、そんな浜松市では毎年ゴールデンウィーク期間中の5月3日から5日にかけて、
「浜松まつり」と呼ばれるイベントを行っています。
端午の節句にちなみ、長男(初子)の誕生を祝いますが、
近年では次男以降や女児の誕生に対しても行われることが多いです。
昼には凧合戦、夜には御殿屋台の引き回しと練りが行われます。
また、浜松まつりは特定の神社仏閣の祭礼ではなく、
市民主体で作り上げる「都市まつり」であり、毎年100~150万人の人出があります。
凧揚げ合戦と御殿屋台引き回しが大きな特徴
続いては、浜松まつりの大きな見所である、「凧揚げ合戦」と「御殿屋台引き回し」について掘り下げていきたいと思います。
凧揚げ合戦は期間中の午前10時~午後3時に、遠州灘を臨む中田島凧揚げ会場で行われ
花火の合図とともに大凧がいっせいに空へと揚がります。
まず揚げられるのは、「初凧」と呼ばれる、長男の誕生を祝う凧です。
そして、ラッパの音とともに数百人が入り乱れて戦いが始まります。
太さ5mmの麻糸を互いに絡ませ、摩擦によって相手方の糸を切るのが特徴です。
また、まつりの期間中は体験コーナーが設けられていて、
凧揚げ合戦に使われる2帖の凧やミニ凧を実際に揚げることができます。
続いては、御殿屋台引き回しのご紹介です。
期間中の午後6時30分~午後9時に浜松市の中心部にて行われます。
その昔、凧揚げから帰る若い衆を迎えるために、
底抜け屋台を造って練り歩いたのが始まりとされています。
その後、お囃子(はやし)が屋台に乗るようになり、
見事な彫刻が施された御殿屋台が出現するようになっていきました。
御殿屋台引き回しの魅力は、「屋台の彫物」と「お囃子」です。
屋台の彫物は夜の闇の中で照明によって陰影のある彫刻が浮かび上がり、とても見ごたえがあります。
また、御殿屋台の上で演奏されるお囃子は、一般的な地方のまつりとは異なり、歌舞伎囃子がそのまま演奏されているのが特徴です。
交通規制が行われるため、車よりも公共交通機関がオススメ

それでは最後に、2014年の浜松まつりの情報をまとめていきたいと思います。
【開催日】 2014年5月3日~5日 【公共交通機関でのアクセス】 JR東海道新幹線の場合は 「こだま」または「ひかり」で浜松駅下車です。 東京から「ひかり」で約90分 大阪から「ひかり」で約85分 名古屋から「こだま」で約45分 JR東海道線の場合も浜松駅で下車します。 豊橋から約35分 掛川から約25分 シャトルバス運行 (アクトシティ浜松南側)浜松駅←→凧揚げ会場 (飯田公園)臨時駐車場←→凧揚げ会場 片道料金 大人250円 小学生以下130円 夜の御殿屋台引き回しは駅周辺の市中心部で 行われますので徒歩で移動します。 【車でのアクセス】 東名高速道路 新東名高速道路 東京から東名高速道路・東京ICから約230km 浜松IC 御殿場JCTで新東名に乗り換え浜松・浜北IC 大阪から東名高速道路・吹田ICから約240km 浜松西IC 名古屋から東名高速道路・名古屋ICから約85km 浜松西IC 凧揚げ会場周辺(国道1号線以南)は交通規制アリ 飯田公園臨時駐車場(無料)から有料シャトルバス 御殿屋台引き回しが始まる夕刻から市中心部交通規制アリ 規制区域内駐車場 入出庫不可 |
交通規制がかかるという点から、車よりも公共交通機関を利用して
浜松まつりを訪れるのが良いと言えるでしょう。
イベントは先に挙げた2つ以外にも多数用意されていて
昨年は東京ディズニーリゾートスペシャルパレードが5日に行われました。
浜松まつりが近づくにつれて、イベントの詳細も公開されると思いますので
楽しみに待ちましょう!