グリーンカーテン 朝顔やゴーヤを育ててエコライフ
夏の暑さは年々厳しさを増し、熱中症のニュースも毎年報道されます。
外が暑いと室内の温度もどんどん上がってしまうため
夏場はいつも冷房を入れている方も多いと思います。
冷房による電気代を抑えるために
最近「グリーンカーテン(緑のカーテン)」が注目されています。
グリーンカーテンの作り方や
オススメの植物についてご紹介していきたいと思います。
普通の日陰よりも木陰のほうが涼しく感じる
夏の強烈な日差しがあるとき、木陰に入ると涼しく感じられます。普通の日陰よりも木陰のほうが涼しく感じるのは
植物の葉から水分が蒸散されるからです。
これによって周囲の温度が下がって涼しく感じるのです。
それと同様に、家の窓際でつる性の植物をカーテンのように育てれば
日光をさえぎったり和らげたりする効果が期待できます。
その結果、室温の上昇を抑えて家の中の環境が快適になります。
これが、「グリーンカーテン」の効果です。

グリーンカーテンを設置すると、エアコンの使用を抑えることができるため
節電効果があります。
さらに、植物を育てる楽しみや、咲いた花の鑑賞、成った実の収穫
などもできるので、リラックスや食育なども期待できます。
基本的にはつる性の植物がグリーンカーテンに向いています。
ゴーヤや朝顔、ヘチマなどを育てる場合が多いですが
そのほかにもキュウリやツルムラサキ、ヒョウタンなどもオススメです。
ホームセンターなどで必要なものをそろえよう!
それでは、グリーンカーテンに必要な材料や道具についてご紹介していきます。
ホームセンターや園芸店、通販などで購入することができますが
最近では100円ショップにも園芸用品が豊富にそろっています。
□・種、苗 種のほうが値段は安いですが、育てるのがやや難しいです。 初心者の場合は、苗を買うのが良いでしょう。 苗を選ぶ際は、葉の色が濃く、茎が太いものを選びましょう。 □・プランター、鉢 育てる場所や植物によってサイズは変わりますが できるだけ容量が多く、土が多く入るものが適しています。 根がしっかり張るため、野菜用の深めのものが良いでしょう。 □・鉢底石 水はけを良くするためにプランターや 鉢の底に敷き詰める小石です。 □・用土 初心者の場合は、バランスよく配合された 市販の野菜用または花用の培養土を使うのが便利です。 □・ネット 植物のつるを這わせるために必要です。 風の強さや果実の重量をしっかりと考え 適した強度のものを購入します。 □・支柱 ネットの張りたわみを防ぐために使用します。 場所やネットのサイズに合わせて選びます。 □・肥料 □・スコップ □・ジョウロ □・手袋 □・帽子 |
基本的には、これらの材料や道具を用意しておけば大丈夫です。

グリーンカーテン栽培の流れとは?
それでは、グリーンカーテンを育てる流れをご紹介していきます。
○(1) ネットの設置 方角や日当たり、人の出入りや洗濯物干しの場所 などを考慮しながら、設置場所を決めます。 ○(2) 土入れ ネットの下にプランターや鉢を設置し 鉢底石→培養土の順に入れます。 ○(3) 種まき、植え付け 種からの場合は種まきを 苗からの場合は植え付けを行います。 ○(4) 水やり ふだんの水やりは土表面が乾いたら 鉢底から水が出るくらいにたっぷりと与えます。 ○(5) 誘引 茎が伸びてきたら、這わせたい方向に 手でネットに絡ませるように導きます。 ○(6) 追肥 自分の育てている植物に合った肥料を 合ったタイミングで与えるようにします。 ○(7) 摘心 茎や葉を増やすために、茎の先端部分を摘む作業のことです。 植物によっては、この工程が不要の場合もあります。 ○(8) 受粉 自然の力を借りて受粉する場合もありますが 確実に身をつけるためには人工授粉作業が必要です。 |
これが大まかな流れになります。
グリーンカーテンを育てているときには
害虫や病気に悩まされることもあると思います。
害虫や病気については毎日よく観察するようにし
異変を感じたらすぐに対処するようにします。
夏を快適に過ごすために
グリーンカーテンに挑戦してみませんか?