牡丹(ボタン)芍薬(シャクヤク)石楠花(シャクナゲ)

今はあまり使う方がいませんが、美人を形容する言葉として
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
というものがあります。

シャクヤクとボタンは花の見た目がとても似ていますので
どちらかわからないという声を多く聞きます。

また、名前が似ているシャクヤクとシャクナゲについても
それぞれの違いを知りたいという方が多いようです。

ここでは、シャクヤクとシャクナゲについての特徴
それぞれご紹介しつつ、最後にこれらの見分け方について
まとめたいと思います。

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漢方薬にも多く配合されている「シャクヤク」

シャクヤク(芍薬)」とはボタン科の多年草
初夏に大形の紅・白色などボタンに似た花が咲きます。

原産はアジア大陸北東部であり、数多くの品種があります。

ボタンが「花王」と呼ばれるのに対し
芍薬は「花相(花の宰相)」と呼ばれます。

花の見た目は似ていますが、>ボタンは樹木シャクヤクは草
という違いがあります。

したがって、シャクヤクは冬に地上部が枯れて休眠します。

さて、シャクヤクは花を観賞して楽しむほかに
生薬として使うのも一般的です。

シャクヤクや近縁植物の根には鎮痛作用や抗けいれん作用
などがあり、漢方ではとてもポピュラーな生薬です


薬局やCMなどでよく見かける

「葛根湯(かっこんとう)」
「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

などに配合されています。






名前が混同しやすい!?シャクナゲの葉には注意が必要

一方で、「シャクナゲ(石楠花、石南花)」とは
ツツジ科の樹木のことです。

一般的には低木ですが、高木になるものもあります。

派手で大きな花が特徴であり、色は白や赤系統が多いものの
黄色の場合もあります。

シャクナゲは葉にけいれん毒を含んでいるため、
摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こす危険性があります。

葉には利尿や強壮の効果があるとして飲用する方が多く存在しますが
これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられていることが
誤解の原因なのです。

漢方薬には「石南(オオカナメモチ)」といったものがあり
これとシャクナゲを混同している方が多く存在します。

しかし、実際には両者はまったくの別物で
シャクナゲにこのような薬効は存在しません。


シャクヤク、シャクナゲ、ボタンはこうやって見分けよう!

名前が似ていることから混同されやすい
シャクヤク」と「シャクナゲ」。

ここで、両者の違いについてまとめてみたいと思います。

シャクヤク
○・ボタンの花に似たような大形の花を咲かせます。
○・樹木ではなく、草であるので冬には枯れます。
○・根は生薬として使うことができます。


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シャクナゲ
○・ツツジに似た花を咲かせます。
○・草ではなく樹木です。
○・葉には有毒成分が含まれています。


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シャクヤクとシャクナゲには、このような違いが挙げられます。
ボタンとシャクヤクは「樹木か草か」という点で
見分けることができます。

公園などで花を観賞する際は
こういったポイントを踏まえて見分けてみてくださいね!

神代植物園の石楠花と牡丹(芍薬は初夏の花なので1か月ほど早くまだ蕾)


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